PEラインのリアルな太さ

PEラインの号数や太さ、そして強度に関しては、実際に購入する際に意外と誤解が多い部分です。

本記事では、ラインの太さの実態強度規格の違いについて整理し、 実際にスプールを計測したデータをもとに、各製品のリアルな号数を算出します。

PEラインの号数表記は、必ずしも実際の太さや強度をそのまま示しているわけではありません。

PEラインの強度規格の違い

釣り用PEラインの強度は、製品によって異なる規格で表示されています。 主な表記は次の3種類です。

  • test lb.:この負荷なら切れないというテスト結果に基づく強度
  • lb. class(ポンドクラス):この負荷で必ず切れる強度としての分類
  • 平均値:実際のサンプル測定の平均的な強度

同じ測定方法でも、製品や号数によって強度はばらつくため、カタログ表記だけでは 実際の使用時の信頼度を完全に把握することはできません。

PEラインの太さ規格と実測値

日本釣用品工業会の規格では、PEラインの号数は1号=200デニール(9000mで200g) という基準で定められています。

ただし、実際の製品は必ずしも「表記号数=正確な太さ」ではありません。 例えば、3号のラインの太さは3号の中心値を基準に前後の号数の中心値を超えなければよく、 5号と表記されていても実際は5.5号の可能性があります。

スプール重量から実際の号数を算出

実際にスプールを計測することで、リアルなライン重量を求めることができます。 方法は簡単です。

  1. 新品スプールの重さを計測
  2. 空スプールの重さを計測
  3. 差し引きでラインの重量を算出
  4. デニール換算し、日本釣用品工業会の基準で号数を逆算

製品の実測データ

ゴーセン ROOTS PEx8 0.8号 200m 16lb.
ライン重量:3.84 g  重量から算出した号数:0.86号
デュエル Tx8 1.5号 200m 30lb.
ライン重量:7.69 g  重量から算出した号数:1.73号
サンライン ソルティメイト PEジガーULT 8本組 4号 300m 60lb.
ライン重量:29.98 g 重量から算出した号数:4.50号
デュエル Tx8 6号 300m 95lb.
ライン重量:42.83 g  重量から算出した号数:6.42号

※今後も追加の製品について同様の測定データを順次掲載していく予定です。

まとめ

本記事で示した実測データを見ると、PEラインの表記号数と実際の太さや強度には差があることがわかります。 例えば、0.8号と表記されたラインが実際には0.86号、4号のラインが4.50号というように、表記よりやや太い場合もあります。 このため、購入時にはカタログ表記だけで判断せず、実測データや重量から算出した号数も参考にすることが重要です。 今後も複数の製品を測定し、より正確な情報を提供していく予定です。

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